know thyself ― ひきこもりのチラシの裏

ひきこもりの私的な日記ブログです。

唯一続けてるソシャゲ

相変わらず悶々とした日々を過ごしています。
まぁ何とはなしに今回は更新しようと思い、気晴らしにソシャゲの話をしようと思います。

以前ちょっとだけ取り上げたグラブルではなく、実はそもそもずっと続けているソシャゲがあるんです。
それは「スクールガールストライカーズ」というソシャゲです。
通称はスクスト。
このソシャゲ、自分が唯一続けられているソシャゲなんですよね。

その理由は、ゲーム性が皆無なソシャゲだからなんです。
これ、おかしな話なのですが、よく考えられていると思ってます。

スクストについて

まずどんなソシャゲなのかと言いますと、ラノベスタイルRPGと謳っていて、ストーリーを読ませることに重きを置いたソシャゲなんです。
で、そのストーリーを解放するのに探索というのを行うのですが、これがただスマホ画面をポチポチするだけなんです。
これは探索ポイントといういわゆるスタミナを消費するので、これがなくなるまでポチポチするだけってわけです。
そして、ストーリーが最新のものまで追いついてしまったら、この探索ポイントは過去に出てきた敵と戦えるタワーの探索か、冒険チャンネルとよばれる別次元の登場キャラたちがファンタジーな世界を冒険するためのポイントに変換することができます。
どっちにしても、やることはただポチポチするかポイントを変換して終了です。
もうこれでやることはおしまいです。

あとは、探索ポイントとは別に対戦ポイントというのがあり、別のユーザーチームと模擬戦が行えるというのがあるのですが、戦闘自体は勝手に戦ってくれるのでプレーヤーはただ見てるだけ、というかスキップです。
つまりこれもポチポチするだけ。

他にもソシャゲですので協力戦だとかもあるのですが、やっぱりポチポチするだけ。
それもすぐに終わるので、探索ポイントや対戦ポイントがフルであったとしても、数分で終わる作業なんです。

スクショも載せていこうと思います。

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ホーム画面

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探索画面
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対戦画面

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冒険チャンネル

これ、ゲームとしてみるとまったく面白味はないんですけど、ちょっとした時間つぶしにはもってこいなんですよね。
気晴らしというか、やることがそれだけっていうハードルの低さがアプリを起動させやすくしてくれるんですよね。
古い例えなのかもしれませんが、手軽に育成するたまごっち的な感じです。
少しポチポチ作業すると、レベルが上がるという感じですよ。
メンドクサイって思ってしまった時点でアプリを起動するのが嫌になってしまうのですが、このスクストにはそれがないんです。
なので、ソシャゲとしてみるとうまくできているって思うのです。

そして、ラノベというだけもありストーリーも続きが気になるので、暇なときに読めるっていうのがいいですよね。
グラブルみたいにシナリオから戦闘って流れでなく、あくまで探索をしてクリアするとストーリーが解放されるっていう仕組みなんです。
なので、探索などの最中にストーリーを読むことは強制されておらず、好きなときに読むってスタイルなので、これも気楽にプレイできていいですね。

そんな感じでこのスクスト、個人的にはマイナーなソシャゲだと思うのですが、そんな中でもさらに自分はマイノリティーだと思っていることに、自分はこのポチポチ作業だけやっているのです。
ですが、大多数の方々は登場キャラの衣装とかの着せ替えを楽しんでいるようです。

上記のスクショでもわかるとおり、キャラクターは3Dグラフィックで表現されており、そんなかわいい女の子が総勢36人もいて、イベントやガチャで衣装などを手に入れて着せ替えることができるのです。
イベントでの衣装を手に入れることはハードルが低く、毎日ちょこっとでもプレイしてれば苦労することなく確実にゲットできます。

あと、もう一つ自分が気に入ってる要素がありまして、それは倉庫システム。
大体どのソシャゲも、クエストやガチャとかで手に入れた使い魔とか装備品とかの所持数には制限があって、売却だとか合成だとか拡張だとかしないといけないと思うのですが、スクストには制限がありません。
このため、所持品の整理など気にすることなく、すぐ探索やガチャができるんです。
あまり深くプレイしない自分にとって、これはかなり素晴らしい要素だと思ってます。
こういったところが未だに気楽に続けられる要因だと思ってます。
そもそもひきこもりクズニートなので部屋の掃除すらしないのに、ソシャゲの装備品とかの整理ができるわけがありませんからね。

スクストの個人的な感想

ここまで個人的に続けてプレイできている理由を書いたのですが、一応ソシャゲとしての個人的な感想も書いておこうと思います。

このスクストというソシャゲ、先にも書いた通り万人にはウケないソシャゲだと思ってます。
理由の一つ目がいわゆる美少女萌え系に特化したソシャゲであるという点。
二つ目にゲーム性が皆無という点。
そして三つ目に他のユーザーとスコアを競うという時、どうあがいても廃課金しなければ到底太刀打ちできないという点。
以上の三つの理由で、人を選ぶソシャゲなんじゃないかなって思ってます。

なので、このゲームに合う人というのは、基本的には上記の三つの点を受け入れられる人になると思います。
特にソシャゲである以上、最後の三つ目の点は人によっては受け入れられないんじゃないかなとか思ってます。

そもそも、どのソシャゲでも課金者が有利なのは言うまでもないのですが、ある程度の時間をかければ無課金でも一応目立てる要素っていうのは大体どのソシャゲにもあると思うんです。
ですが、このスクストにはその要素は皆無に等しいです。

その理由は単純で、そもそもゲーム性が皆無だからです。
つまり、各ユーザーの優越は手持ちのパーティーの強さがそのまま直結し、行動も回復アイテムの所持数が多い人が有利となるため、課金してる人としてない人とで大きく差が出てしまうというわけですね。
そして、ゲーム内のイベントによるランキングは個人のものとなるため、上記以外の要素で課金している人と差をつけるものがないため、どうしても無課金の人は厳しいものとなってしまうってわけです。

もう一度書きますが、どのソシャゲでも基本的には課金者が有利なので、スクストだけに限った話ではないんですけどね。

このランキング上位に入りたい理由として、やはりイベントの報酬、ランキング報酬というのがあるのです。
当たり前ですが、上位の方がいいものばかりなんです。
最高レアの確定券とか、最高レアのレベル上限を上げるアイテムとか、現在もっている特定キャラの最高レアのものを別キャラの同レアのものに変換することができるアイテムとか諸々です。

逆に下位だと、普通のガチャ券とか衣装のガチャ券程度しか手に入らないんですよね。
一応これを補うため、スコアの獲得による個別の報酬、スコア報酬というのもあり、こちらではかなり低いスコアでも最高レアが確実に手に入るガチャ券の補助券というものがあるので、地道に続けていけば普通のガチャでは0.1%程度の最高レアのものが確実に手に入れることができます。
とはいえ、ランキング上位に入れれば補助券のみならず確定券まであるわけですから、なかなか難儀なものですね。

そんなこんなで、とりあえず他ユーザーとスコアで競うという視点ではのんびりできないソシャゲってわけですね。

こう書きましたが、別に目立ちたいとか、ランキングの上位なんか目指さなくていいとかならどうでもいいことなんですよね。
自分はイベントがあろうがなかろうが、まったく気にしていません。
ただ気が向いたときにポチポチするだけスタイルです。
おそらく、無課金者の方は基本的にこんな感じなのではないかと思います。

と、こんなことを書きはしましたが、くどいようですが、やっぱりこれはどのソシャゲでもそうだと思うので、スクストに限らずソシャゲの宿命だと思います。
ソシャゲもビジネスです。
課金してもらえなければサービスは続けられないわけですから、ここら辺は仕方ないと思います。

とりあえず、他のことなど気にせずに、ただポチポチしてるのが好きって方は無課金でもぜんぜんプレイできると思います。
その反面、お気に入りのキャラの衣装だとかを集めたいってなってくると、ちょっと大変なのかもしれませんね。

これからのスクスト

そんなスクストなのですが、今年の4月で4周年を迎え、5月にタイトルが「スクールガールストライカーズ2」となりました。
ですが、2とついただけでほとんど結局何も変わっていません。

具体的には、新しいストーリーが追加され、二人(正確には三人?)新キャラが登場したことと、新EXRメモカ、これはいわゆる最高レアのことで、これが追加されました。
どうやらこの新キャラの二人は、その新ストーリーが完結したときに追加されるとかしないとからしいです。
新しい動きはそれくらいで、あとは何も変わっていません。

自分はてっきりゲームエンジンがバージョンアップして、3Dグラフィックとかが向上するのかなとか思ってたんですけどね。
色々バージョンアップしてゲームとしていわば再スタートするのではないかと。

というのも、もう4年もやってるので、正直衣装という衣装は大体揃った感があるんですよね。
そして、そういう衣装に伴ったイベントというのも一通りやってますから、なんというか新鮮味がなくなってきているような気がするのです。
なので、個人的には新しいシステムをここで導入して一度ゲームを可能な限りリセットしてしまうという意味では絶好のタイミングだったと思うんですよね。

とまぁ、言うのは簡単ですが、やっぱりそれはかなり難しいことなのかもしれません。
システムを新しく作るのにもコストはかかるでしょうし、旧グラフィックの衣装データ等も新システムにコンバートしないといけませんしね。
それに4年続いているわけですから、各ユーザーの人たちの中で作られた世界観とキャラクター像というのがありますし、それぞれのプレイ環境もあるので、これが崩れると大変ですからね。
新しくしたとして、今までのキャラクター像が崩れれば批難殺到するでしょうし、これでさらにトラブルがあった場合はもっとコストがかかってしまいます。
グラフィックなどの向上は、ユーザー側のスペックも求められてしまうわけですから、なかなか手が出せないのかもしれません。

ただ先ほども書いた通り、なんというか新鮮味と言いますか、空気的にマンネリ感を自分は感じています。
イベントや衣装もどうしても過去のものと被るようになったり、やはりグラフィック的にも新しく始まったソシャゲと比べると当然劣ってしまってると思います。
一応、運営の方は変える勇気と変えない勇気が必要とかなんとかってスクスト2になった時にお知らせの中に載せてましたが、変えない勇気というのは言ってしまえば現状維持ということであり、結局変わることに対する不安をごまかす保険をかけた言葉にすぎないと個人的には思うのです。

ひきこもりクズニートの自分も変わらなければならないと思いますが変えられない自分がいます。
それは、新しく変えてしまったら今までの安定した状態のものが崩れ落ちてしまうからです。
だから、自分は変わるいってちょっとした行動はするにはするのですが、常にその安定な状態に戻れるように保険をかけてしまってます。
このスクストの運営のコメントは、それと同じような気がするのです。

とはいえ、自分は今のままでもぜんぜんいいのですがね。
上記の通り、ただ暇なときに適当にポチポチ作業してるだけなのですから。
ですが、ソシャゲというビジネスである以上、人がいなくなってしまったらサービスは続けられなくなってしまいますから、ある程度の活気はどうしても必要なんですよね。

アプリとして売り上げがどのくらいなのか自分にはわかりませんが、今後ともなんとか続いてもらいたいと思っています。
ひきこもりクズニートであり、かつランキングとかも気にしていない自分はほとんど課金できてないのですが、頑張ってもらいたいですね。
一応、気に入ってるソシャゲではあるので、ニートではありますが、ガチャをするわけでもなんでもない、存続してもらうための課金はしています。

といった感じで、自分は他の方々みたいに衣装も着せ替えなければ、協力戦もまったく頑張らず、ただ気が向いたときだけポチポチするということを今後も続けていこうと思います。
また、意味ない発言ではありますが、こんな役立たない自分とフレンドになってくれている方々、本当にありがとうございます。

スクストのスピンオフ作品

スクスト、実はメディアミックス展開もしており、ラノベやマンガ、ドラマCD、さらには去年アニメ化までしてるんですよね。
おそらくそれでもマイナーだと思うのですが。

個人的にスクスト、メディアミックス展開は下手だと思ってまして、上記の作品はもう終わっちゃってます。
特にアニメ、これははかなり酷評されました。
正直、このアニメの失敗は痛いと思ってます。

以前グラブルで取り上げたウマ娘というアニメ、どうやらかなり絶賛されて、それ以前まであった酷評はどこへやらといった状態となりました。
特にCDの売り上げはあまりよくなかったと、どこかのまとめサイトで見た気がします。
でも、この様子ならもうグラブルのアイテムとか抱き合わせなくても売れるのではないでしょうか。
自分自身、最初ウマ娘なんてソシャゲを見た時はすぐに忘れ去られるだろうと思っていたのですがね。
とはいえ、このウマ娘、まだソシャゲ自体はサービスは開始してないので、これからどうなるかわからないんですけどね。

話が逸れたのですが、やはりアニメの影響は大きいと思っています。
というのもアニメは、ゲームやマンガといった自主的に消費しなければならないコンテンツよりも触れやすく、かつ話題性があると思うからです。
だからこそ、スクストのアニメ失敗はかなり大きいと思ってます。
もし仮にまたアニメをやろうと思ったとしても、どうしてもこの失敗が足を引っ張ることとなるでしょう。

そういった流れの中、今現在スクストのスピンオフのソシャゲが存在しています。
そのソシャゲは「スクールガールストライカーズトゥインクルメロディーズ~」というものです。
通称はスクメロ。

これ、やっぱりスクストは本家以外はまったく土台がしっかりしていないという印象があります。
申し訳ないのですが、正直まったく面白くありません。
面白くないのですが、自分はまだアンインストールはせず、プレイは続けています。
その理由はひとえにスクストキャラ達の日常エピソードを見たいというだけなんですよね。

スクメロについて

このスクメロ、どんなソシャゲかというと、リズムアクションゲームといういわゆる音ゲーです。
スマホ音ゲーというと、おそらく上からノーツが降ってくるレーン型をイメージされると思うのですが、違います。
なんと画面上全体にノーツが出現するという特殊なタイプなのです。
言葉でわかりやすく表現するなら、曲に合わせて出てくるモグラ叩きをイメージしてもらえればと思います。
一応、自分のスマホでスクショを撮りましたのであげておきます。
体力を気にすることなく撮影に集中したかったので、予行演習という機能の画面ですので判定は全部missになってます。

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ゲーム画面

ご覧の通り、ものすごく複雑な感じとなっており、本家のスクストの手軽さの逆をいった作りとなっています。
このゲームシステム、おそらく他の音ゲーと差別化したかったのかもしれませんが、スマホという小さな画面には間違いなく不向きです。

上のスクショで、ノーツのタップする順番わかるでしょうか。
ある程度は想像がつくと思いますが、プレイしながらだと逃してしまう場合もありそうな密集具合ですよね。
この結果、あらわれるノーツを注視しておかなければならず、リズムに乗りづらくなってしまってます。
加えてこれを手で持ってやるとなると、画面のほどんどが手で隠れてしまうことになります。

最後のスライドのやつは画面全体を右から左にやるっていうのは、絵面ではいいのですがスマホプレイでは厳しいですよね。
一応、運営もそれはわかっているのか、少しでもスライドさえすればコンボは途切れないんですけどね。

とどのつまり、この音ゲーはストレスフルなシステムこの上ないのです。

それとホーム画面のスクショがこちらです。

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2Dと3Dのホーム画面

うーん、この感じ、デレステのパクリと言われてもしょうがないと思います。
この結果、レビューもデレステのパクリとか、上記の音ゲーシステムのダメ出しで埋め尽くされています。

個人的に思うこととして、そもそもソシャゲで音ゲーとなった場合、もう先行して地位を築いたデレステのパクリと必ず最初は揶揄されてしまうと思うのです。
このため、ソシャゲで音ゲーを作る場合、これを覆すシステムとコンテンツが必要になると思うのです。
特にコンテンツは、コンテンツそのもののブランド力を下地に、グラフィック、さらには音ゲーである以上楽曲、アイドルものなら振り付けやコスチュームまで求められることになります。
これが生半可な状態だと、すぐに飽きられちゃうと思うんです。

スクストなのにラブライブ

そしてこのスクメロ、スクストというタイトルを背負っているのですが、スクメロオリジナルキャラのグループが登場します。
このキャラたちのグループがなんとメインキャラクターとなっているという、スクストユーザーを本当にターゲットにしてるのかわからないことになっています。

まず自分が言いたいのは、このオリジナルキャラたちのデザイン、もう少しどうにかならなかったのかと思ってます。
というのも自分、最初このグループキャラたちを見たとき、てっきりスクストに存在するキャラ達だと思っちゃったんですよね。
それぐらいパッと見のビジュアルが被っていたのです。
とはいえ、オリジナルキャラを作ることによって本家との差別化、同時にこのキャラたちがスクストの世界観に受け入れられればそのままスクストというブランドの活性化が伴うと思うので、これ自体は自分は反対ではないのです。

ただ、プレイして思ったことなのですが、非常に言いづらいことなのですが、個人的にこのキャラ設定とストーリーはラブライブのパクリだと思うんですよね。
レビューとかではそのような指摘はほとんど見られなかったので、自分の勝手な妄想だとは思うのですがね。
でも、かなり設定が似通っているんですよ。
もしかすると、このゲームシステムに大多数の人は馴染めず、ストーリーを見ずにみんな辞めちゃったんじゃないかって、そう思っちゃうぐらいに自分は違和感を覚えてえしまったのです。
正直、かなりリスペクトというかインスパイアというか、そんな感じがします。

一応そんなパクリだとか言っちゃったので、ここからは完全にネタバレになっちゃうのですが簡単に理由を挙げようと思います。
まずこのスクメロのストーリーですが、篠宮明佳里という子がメンバーを強引に集めスクールアイドルグループを結成し、スクールガールライブフェスティバルというスクールアイドルの頂点を決める大会に出場し、優勝を目指すという話なんですよね。
で、その集まるメンバーが幼馴染で文武両道、すごく真面目で明佳里の保護者みたいな藤代渚。
同じく幼馴染でおっとりで優しく、衣装や料理を作るのが好きで、お茶入れ担当の桐原香澄。
小柄でかわいい見た目なのだが実はお姉ちゃんで、トップアイドルを目指してる上月真央。
アイドルに興味はあるけど恥ずかしがり屋で、アイドルとかを見るのも好きなので裏方のサポートをしながら舞台裏でこっそり歌を歌ってる水沢薫
この5人でスクールアイドルの頂点を目指すと、そんな感じなんですよね。

このストーリーとキャラクター構成、ラブライブにそっくりじゃないですか。
細かく具体的には挙げませんが、ラブライブという大会で優勝を目指すという流れ、そして穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃん、にこちゃん、花陽ちゃんと設定が被るような気がします。
まぁそもそもこういうアイドルの物語だと、ストーリーやキャラ設定なんて似通って当然なのかもしれませんがね。

それでストーリー展開ですが、上記の通り勢いでグループを結成するのですが、一人で突っ走ってた明佳里ちゃんは途中アイドルをやる理由がわからなくなってしまい、結果ファーストライブは失敗してしまうのです。
同じアイドルの先輩であるスクストのキャラたちからの助言を受けてこの悩みを解決、合宿をおこない歌やダンスに磨きをかけると同時にメンバー同士の仲を深め、予選に挑みます。
最初は順調だったもののその後ファン数が伸び悩み、紆余曲折あって誰かのマネではなく自分たちのライブを行うというグループのさらなる結束を高め予選を突破します。
で、現在ストーリーは本選に挑んでるといったところです。

このストーリーの流れもほぼほぼラブライブっぽい気がします。

というか、こんな勢いでアイドル活動はじめたのに、記念すべきファーストライブでアイドルやる理由の喪失による失敗って、ちょっと強引すぎやしませんかね。
一応、明佳里ちゃんと幼馴染の渚ちゃんと香澄ちゃんは過去にもアイドルをやってて、そこであった出来事も影響してるって設定だったんですけどね。
その設定なら、何かフラッシュバックする要因をもっと明確に作った方がよかったんじゃないかと思います。

ラブライブだと、アイドル活動をはじめた大元のきっかけは学校を存続させるためということで、それを通じてアイドルという存在自体に興味を持ち始め、最終的にそのトップを目指すためにラブライブという大会を目指すというものでした。
確か一期の後半、穂乃果ちゃんが一人突っ走っちゃって仲間とすれ違い、結果ラブライブを挫折するって流れがあったと思うんですが、そういうところも含めて、なんかスクメロはラブライブに似てる気がしてならないんですよね。

スクストとスクメロ

こういった背景を自分は感じてしまってるためか、スクメロオリジナルキャラとスクストキャラとの間にも壁を感じるんですよね。

スクストキャラたちは本家のスクストである程度のキャラとその関係性が立っています。
付け加えて、このスクメロのストーリーではグループとして完成された状態となっており、スクストキャラたちの話はそれぞれキャラ別のストーリーでしかわからない状態なんですよね。

一方スクメロオリジナルキャラは、キャラも関係性も立っておらず、オマケにスクストのキャラたちは憧れの先輩グループとなってしまってるため、スクメロとスクストのキャラ同士の会話がいわゆる初対面のお世辞合戦ばかりのエピソードになりがちなんですよね。
例えば会話の大半は「(スクストキャラ)ちゃんはすごいよ~。歌もダンスも上手で、オマケにスタイルもよくて、私憧れちゃいます~」みたいな感じの展開になりがちというわけです。
このお世辞合戦の背景には、先に挙げたラブライブの影響もあるような気がしてます。
個人的にラブライブって、なんかくさいセリフというかなんというか、そういう言葉を多用する印象が自分の中にあるんですよね。
ま、これは個人的に勝手に思っていることなのですが、正直そういう部分もラブライブっぽさを感じる所以なのです。

こういったことから、自分の中でスクメロのキャラたちはスクストの世界観に入り込めず、同時にスクストのキャラたちもスクメロの世界は完全に脇役となってるため、キャラの関係が水と油のような感じに映るのです。

このあたり、もっと丁寧にシナリオを作るか、もしくは完全に別扱い、つまりオリジナルキャラたちは他校のライバルという設定にしておかばよかったのではないかと思います。
ラブライブでいうところのアライズ的な感じです。
まぁ、それだと後述するスクストの看板を背負ってるためリアルのアイドルイベントの展開がしづらいってのがあるのだと思いますが。

それと、こう書きはしましたが、実際にはスクストキャラでもスクメロのストーリーに大きな存在として立ってるキャラクターが一人います。
それは杏橋天音というキャラでして、これはこのキャラの夢がアイドルになることであり、設定上絡みやすいためだと思います。
なので、個人的には彼女を中心としたストーリーにして、ライバルをスクメロオリジナルキャラにすれば、結構うまくまとまったんじゃないかなとか思うんですけどね。

スクメロの個人的な感想

正直、このスクメロがもっとちゃんとした作りであれば、これこそがスクスト2の新たなる可能性になっていた気がしてなりません。
本家のスクストは、もしもの自分の力を借りて戦うって設定なのです。
なのでこのスピンオフでは、借りるのでなく自ら叶えるっていう一つの可能性を見せてほしかったです。

スクメロは本当に悪い部分が多すぎると思います。
上記大半をストーリーとキャラ設定について突っ込んでいるのですが、軽く書いた通り音ゲーとしても微妙であり、また自分は興味ないのですが衣装の着せ替えについても問題があると思ってます。
着せ替えをするためには、ガチャで最高レアを手に入れる必要があり、かつその衣装を他キャラに着せるためには裁縫セットなるアイテムが必要で、これまた手に入れるのが大変ときてます。
この着せ替え要素、本家スクストのことを考えれば完全に悪手だと思うんですよね。
また、アプリのアップデート更新なんですが、これがとんでもなく時間がかかる仕様となっていて、快適さが本当にありません。

ソシャゲって手軽にできる分ストレスレスなものでなければならないと思っています。
大体有名どころのソシャゲはどこもスムーズにプレイできるよう心掛けていると思います。
なぜソシャゲの音ゲーがレーン型ばかりなのかと考えてみると、小さい画面でノーツをはっきりと視認してタップしやすいようにした場合、それぐらいしかないってことなんだと思うんですよね。
別に独自の新しいタイプの音ゲーにするなって言っているのではなく、誰もが快適にプレイできることを意識するべきだってことを言いたいのです。
みんながみんな、でかい画面で高性能なスマホタブレットを持ってプレイしてるわけではないのですから。
そういうユーザー視点の部分がどうしてもスクメロには欠けていると自分は感じました。

この背景、色々複雑にあるのでしょう。
スクエニ側だけでなく、なんでもavexやらも関わってるってことなんだそうです。

そういった背景を踏まえても、ソシャゲのターゲット層を闇雲に広げ過ぎたと思ってます。
おそらく、スクストユーザー、アイドルファン、そして音ゲーマーの三つの層を想定しているのでしょう。
しかし、それぞれが孤立してしまったためどっちつかずのソシャゲになったというところです。

このターゲット層を広く狙う気持ちはわかります。
この手のコンテンツは、一発当たればもうドル箱に化けますからね。
でも、先にも書いた通り、星の数ほどあって出ては消えていく過酷なソシャゲ業界では、生半可な状態では到底見向きもされないのは誰もがわかるはずです。

事実、イベント参加者数も最初こそは万単位はいたと思うのですが、最近では万単位どころか5000人にも届かない現状となってしまいました。
大体平均2000から3000人程度です。
いつかこんな記事を書くだろうと、直近のイベントの最下位のスクショ撮ってました。

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直近のランキング画面

そういうことから、スクストユーザーの一人として言わせてもおらうと、スクストは完全に踏み台にされた作品と言えるでしょう。

自分の総評としては、スクメロはシステム的な部分ではデレステのパクリ、ストーリーとキャラ設定ではラブライブのパクリ、唯一オリジナリティを出すために音ゲーのみ他にはないシステムを編み出したけれど不完全な状態になってしまった、というのが個人的な感想となります。 

アイドルとしてのスクメロ

ここまでかなりきつく突っ込んでいるのですが、これはスクストユーザーである自分の勝手な感想にすぎません。
そもそも散々スクストからの視点で語ったのですが、先にも書いた通り、スクメロには別の顔、アイドルファンからの視点ってのもあると思ってます。

というのも、スクメロのオリジナルキャラたちのグループは、いわゆる会いに行けるアイドルってやつでしてリアルでアイドルイベントを行っています。
それも、中の人が表に出てくるわけではなく、あくまでもスクメロのキャラとして活動しているようです。
ここまでスクメロオリジナルグループと言ってきましたが、グループ名はアプリコット・レグルスと言います。
なので、アプリコット・レグルスとして実際にライブや握手会などの活動をしているそうです。

さらにそれのみならず、なんと実際の中の人たちも、このスクメロとは別に元々アイドル活動をしている人たちなんだそうです。
つまり、スクストファンだけを対象としていたわけではなく、そういった中の人も含めたアイドルファンも対象にしていたってわけです。
どうやら明佳里ちゃん、渚ちゃん、真央ちゃんの役の人がアイドルとして活動してるようですね。
香澄ちゃんの役の人は声優さんで、薫ちゃんの役の人は完全な新人さんのようです。

そんなわけで、スクストという側面だけでこのスクメロを語るのはナンセンスってことです。
スクメロで他のユーザーさんのプロフィール画面を覗いてみると、やはりアイドルファンの方々が多いと感じています。
なので、スクストユーザーよりもアイドルユーザーの方が多いのではないかって自分は思ってます。

でもその場合、そもそもスクスト以外のIPでよかったのではないかっていうのもありますけどね。
おそらくスクエニのソシャゲの中でそれなりに続いていて、アイドルモノを展開できそうなIPがスクストだったってことなんだと思います。

ですが、スクメロのインタビュー記事によると、スクストで別の展開をしたいっていう話が出てきて音ゲーを企画したってことらしいのですがね。
この記事です。

www.4gamer.net

うーん、やっぱり色々な要因などがあって結果としてこうなったんだろうと思うんですけど、ちょっと納得がいかないですね。
あれですね、どうしてこうなったってやつです。

レアなスクストの日常エピソード

ここまで長々書きました、それでも自分が続けている理由は、最初にも書いた通りスクストキャラの日常エピソードが見れるためです。
実は本家のスクストは、普通の世界から隔離されたエテルノというところで生活しており、日常的なエピソードというのがほとんどないんですよね。
そのため、普通に学校生活を送っているエピソードはレアなのです。
まだぜんぜん見れてませんが、明らかにスクスト側では言わなそうなことを発言したりとおかしな部分もありますが、新鮮さもあって概ね満足しています。

曲に関しても個人的には気に入っています。
例えばアルタイル・トルテの2曲、対象的な曲なんですが、本編ストーリーと日常のトルテのことをイメージして聞くと結構感情移入されます。
他にもビスケット・シリウスの曲も、キャラ的に二穂ちゃんっぽくない歌詞なんですが、きっと依咲里ちゃんが作詞したって設定なのかなって考えると納得がいきます。
って、プレイしてない人からするといきなりキャラ名とかグループ名を挙げても何言ってるんだって感じだと思いますがね。

そんな感じで、スクストの日常的な側面が見れるってことや、キャラソンという形にもなっており、良い部分もちゃんとあります。

また、ゲーム性に関しても散々酷評はしましたが、できなくはありません。
楽しいかと聞かれると悩みますが、それでもあまりないタイプの音ゲーと考えれば、やっぱりそれは評価するに値すると思っています。
この音ゲーがもっと良くなれば、先に書いた音ゲーマーというターゲット層が確立するかと思います。

着せ替えやグラフィックに関しては、何度も書いてますが自分はそこまで気にしてないところですので、あまり言えないんですよね。
ただここに関しても自分も絶賛はできないのですが、一枚絵とかは本家と違ってかわいい感じが結構好みです。

最後にとって付けたお世辞のような印象にはなっちゃうと思うのですが、この感想も嘘でも何でもなく、本当にそう思っています。
だからこそ、改善の余地がものすごくあると思ってまして、上記のような酷評をしている自分がいるのです。

最後に

今回はスクストというソシャゲの話でした。
結局、スクストよりスクメロの方が長い記事になっちゃいましたね。
まぁ、というのも、やっぱりスクストの話題はまだ見かけるのですが、スクメロはほとんど見かけませんし、上記にも書いた通りもしかしたらこのスクメロがスクスト2になったのではないかって思ってしまって。

そのためきついことを勝手に書いてますが、それは自分が思ったことであり、みんながみんなそう感じてるわけではありません。
スクメロにも面白い要素はきちんとあり、人によってはその部分はマイナスよりプラス要素となることでしょう。

またデレステラブライブのパクリとほぼ断定的に書きはしましたが、今の時代本当にそう受け捉えられたらとっくに炎上騒ぎになっていることでしょう。
そもそもラブライブなんて、ちょっと前にサンシャインという新しいシリーズの舞台となった沼津にて、ラブライブの絵のマンホールなどが傷つけられるといったニュースがありましたが、こういった過激な方々がいるくらいすごい大きなコンテンツってことです。
にも関わらず、実際は炎上も何も起こっていないのは、誰もパクリと思ってないってことのあらわれだと思います。
つまりは、完全に自分の妄想話であり、見ようによってはスクメロに対しての名誉棄損にあたるかもしれませんね。
本当に申し訳ありません。

ただもちろん、逆に言い換えれば誰もプレイしておらず、注目される要素がないってツッコミもあるかと思います。
ですが、個人的には現在もイベントに数千人はいるので、ラブライブほどのコンテンツであればこの人数でもある程度は話題になってもおかしくないかなって思ってます。
ここで言いたかったことはくどいようですが、自分がそう思ってしまったが故に、このスクメロの世界観には入れないっていうだけの話です。

というわけで、自分が本当に一つのソシャゲをここまでやることってまずないと思っていたので、スクストは今後も続いてもらいたいと心から願っています。

とまぁ、相変わらず長い記事になってしまいました。
ホント、チラシの裏っていうブログタイトルにふさわしい記事のような気がします。
我ながらいいタイトルを付けたと自画自賛したいですね。

とりあえず、そんな感じで今回は終わりにしたいと思います。

それでは、ごきげんよう