know thyself ― ひきこもりのチラシの裏

ひきこもりの私的な日記ブログです。

「アナザーエデン 時空を超える猫」適当なプレイ感想

どうも。
6月なのにもう真夏かって感じに暑い日が続きますね。
自分はそんな暑い気温の中、閉め切った部屋にひきこもり、熱中症寸前の状態でソシャゲをやっています。
ひきこもりクズニートの身分なので、電気代のかかる冷房は極力は使いたくないという意地と、世間体からあまり窓を開けたくないというプライドの板挟みの状態というわけです。

どうやら、明日から雨のようなので、涼しくなることでしょう。
いよいよ梅雨入りですね。

それはさておき、前回、外に出た時の一時逃避先としてソシャゲをやってるという話をちょろっと書きました。
今回はそのソシャゲのうちの一つ、途中で挫折し、諦めたゲームを取り上げたいと思います。

そのゲームは「アナザーエデン 時空を超える猫」というものです。
略称はアナデン。
ただこれ、シングルプレイ専用でソーシャル要素がなく、実際はソシャゲではないんですけどね。
公式にもソシャゲでないと明言されています。

ここでは、結局ぜんぜん進められずに挫折した自分の適当な言い訳などを書いていこうと思います。
ま、進めたいけど諦める的な未練を断ち切るために記事にしてるって側面が大きいかもしれません。

アナザーエデンの簡単な説明

まず紹介する以上、最低限の説明はしないといけませんね。

このゲーム、2017年4月12日からサービスが開始され、もう1年以上続いているようです。
上記にも書いた通り、シングルプレイ専用のRPGゲームで、他のソシャゲの要素であるフレンドとの対戦や協力というのはなく、スタミナといった行動制限もありません。
定期的に本編や外伝などのストーリー、新しい要素などが追加されているようなのですが、これらは期間限定ということもなく、条件さえ満たせばいつでもプレイできるようです。
なので、ソシャゲというよりはスマホRPGゲームという感じでしょうか。

そんなわけで、コミュ障ぼっちの自分にもプレイしやすそうということではじめてみました。

ストーリー

バルオキー村に住む主人公のアルドは、妹のフィーネとともに平和な毎日を送っていた。
ある時、魔獣たちが村を襲い、フィーネを連れ去ってしまう。
妹を助けるために魔獣たちを追っていたアルドだが、突然あらわれた時空の穴に引きずり込まれタイムスリップしてしまうのだった。
こうしてアルドの時空を超えた旅がはじまる。

ってな感じでしょうか。
まぁ、王道RPGって感じですよね。

なんでも、スーファミで大人気だったRPGクロノ・トリガー」のシナリオと音楽を担当されてた方々が関わってるとかで、このアナデンでは様々なオマージュがあるみたいですね。

システム

とりあえず、自分のプレイ画面のスクショを載せておきます。 

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通常画面

 

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バトル画面

このゲームの特徴としては、補助的に使えるアイテムは道中で使える1つを除いて他はありません。
で、その道中で唯一使えるアイテムは、宿屋などに泊まるともらえる食事というもので、これを使うと全回復できます。
それ以外は、道中では回復ポイントが設置されてない限り回復することができません。

なので、回復は戦闘中に行うことになり、回復スキルを使うか、サブメンバーに配置することによる毎ターン終了後の回復のみとなります。
これによって、HP・MPの残量などを含めたメンバー編成を定期的に考えるという戦略が求められるゲームですね。

ソロ専用のソシャゲ

簡単にゲームについて説明したところで、ここから個人的に思ったことを書きたいと思います。

まずゲームとしては、本当に面白いです。
スマホのゲームという形ではものすごくクオリティーが高い、本格的なRPGです。
これが無料でできるっていうんですから、末恐ろしい時代ですね。

ただ、自分は根性なしのひねくれものですね。
結局、このゲームの世界観に入れず、ソーシャル要素はないのにソシャゲ的な視点になってしまうのです。

以下、個人的に思った自分勝手な批判的な内容になってますので、ここで前もって謝っておきます。
申し訳ございません。

ご都合主義な物語

まずストーリー。
なんというかあっさりとしすぎるというか、予定調和なレールに沿うだけのものなんですよね。

ほんの少しネタバレになるのですが、例えば主人公のアルド、時空の穴を引きずり込まれ時を超えたのにも関わらず、リアクションが非常に薄く、すぐに順応し、今度はその時代の人たちのお節介を焼きはじめます。

連れ去られた妹を追ってたので、普通であれば元の時代になんとか戻って妹を助けようってなると思うのですが、ストーリーを進めていくうちに時間という概念も含めた世界を救うという感じで話がスケールアップしてしまい、妹という個人よりもこの世界を救おうって流れにシフトするんですよね。
結果、妹の存在はかなり長い間忘れ去られることになります。
しかも、一度接触し救出できる場面があったのに、世界を救う方が先みたいな感じであっさり諦めちゃうっていうね。

良くも悪くもあっさりしすぎなんです。
こうなると、妹が危ない、世界が危ないって騒いでも緊迫感のかけらもありません。

まぁスマホのゲームなんだからっていうのもあるのかもしれませんが、やっぱりRPGである以上ストーリーに入り込めないと、と自分は思ってしまうんです。

冒険の出会いでなく、ガチャによって出会う仲間

そしてこのストーリーを薄っぺらくする要素としてキャラクター要素が絡んできます。

このゲーム、システム自体はソシャゲ要素がないのですが、ビジネス面とゲーム展開の点ではソシャゲだと思うのです。
まぁ当たり前ですよね。
基本プレイ無料なんですから。

で、その課金する要素がガチャで、この獲得するものこそがキャラクターなんです。
この要素が、普通のRPGゲームとの大きな違いだと思うのです。

普通のRPGは、メンバーそれぞれがなんらかの理由をもって冒険に参加し、メンバーごとのコミュニケーションやゲームバランスに沿ったスキルなど、ゲームの世界観に入るためのある種の役割がちゃんとあります。

ですが、このアナデンの場合は、ガチャでいきなり仲間になるわけです。
一応、キャラクタークエストという形で、キャラクター固有のエピソードもあるにはあるのですが、なんかとってつけたようなサブクエスト的な感じなんですよね。

そしてガチャ要素がある以上、やはりレア度というのが存在するわけで、当然レア度が高いキャラの方が性能が良いわけです。
そもそも、レア度によってレベルの上限が変わってくるんですよ。
これにより、キャラの格差が生まれます。
なので、スタメンにするキャラは当然高レアのキャラになるわけです。

ここで問題なのは、メインストーリーを進める過程で仲間になる、主人公を含めたメインキャラの存在です。

このストーリー上で加入するキャラたちは、レア度が低い状態なんですよね。
なので、簡単にスタメンから外されることになるわけです。
こうなると、主人公たちと一緒に冒険してる感が薄れるんですよね。
でも効率を考えると、わざわざ使えもしないキャラを無理に使うっていうのはやはりめんどくさいっていうのがあって、仕方なく外さざるを得ないんですよ。

そしてこのガチャ要素は、これまた当たり前ですがプレイの難易度にも影響を及ぼします。
序盤からガチャで良いキャラを引けば楽に進め、悪いキャラを引けばものすごく難しいゲームになります。
もちろん、悪いキャラだったとしてもクリアできないってことはほぼないと思いますが、苦戦はすると思います。

システムにも書いた通り、アイテムという要素がないため、回復スキルが使えるヒーラーの存在が非常に大きいのです。
最初に高レアなヒーラーを引けるとかなり有利でしょう。

うーん、これなら主人公はプレイヤー自身にしてしまって、ストーリーが進むごとにレベル上限を解放する的な仕組みでもよかったような気がするのですが、ダメだったんですかね。

時空を超える猫とは、すなわちコンプマスター

最後に挫折した大きな理由として、レベル稼ぎとかがめんどくさくなったっていう自分の弱さです。
ここまで書いてしょうもない言い訳ですよね、まったく。

アナデン、こういったやり込み面も徹底していて、やはりレベル稼ぎも地道にやらなくてはなりません。
コツコツできる人向きのゲームと言えるでしょう。

自分は最初、過去のダンジョンに潜ってひたすら右へ左への反復横跳び的な感じでレベル稼ぎしてたのですが、寝落ちしてしまい、挫折。

次に、普通のダンジョンとは別にアナザーダンジョンと呼ばれる、要は普通のダンジョンを高難易度化したダンジョンを攻略してみました。
ここでは出てくる敵はみんなレベルが上がっていて、経験値がより多く手に入ります。
さらに、ここでしか手に入らない素材もあります。

ですがこのアナダンは制限があって、行ける回数が決められており、1フロアに敵とのエンカウントは5回だけなんですよね。
おいしいことはおいしんですけど、やっぱりダンジョンの雰囲気や出てくる敵などはまったく同じため、あんまり代わり映えがなく、やる気が削がれてくるんですよ。
素材も自体もなかなか集まらないので、どうしてもモチベーションがあがらず。

そこで今度は息抜き的な感じでできる別のイベントってことで外伝イベントをプレイしたのですが、これまた先に進めるためにはそのイベントのアイテムを規定数集めないと先に進めないという制限が。

結局、レベル稼ぎもイベントを進めるためにも、何かを進めるためには地道に稼ぐしかないっていう同じ作業を繰り返すいわゆるハムゲーで、これで自分は挫折してしまいました。
せめて経験値や素材などの稼ぎの効率が悪くても、まだ行ってないダンジョンなどの探索とか、寄り道的なエリアとか、そういう新しい探索や発見とか変化がちょこっとでもあればいいんですけど。

そして今後のことを考えると、このハムゲーを乗り越えても、おそらく新たに更新される内容は新たなハムゲーのような気がしてならないのです。
となると、もっと他に良いソシャゲがあるのではないのかってことで、一応保留はしておきつつ今回は諦める選択を選びました。

うーん、現実逃避してその作業に没頭できればいいのですが、上記上げた通り世界観に入り込めず、どうしても作業をめんどくさいって思ってしまうと途端に萎えてしまうのです。

自由と制限の駆け引き

勝手な個人的願望を書くと、ダンジョンとか行かずバトルだけの仕様で、しかもバトルもオートバトルになってくれないかな、なんて。

妄想しちゃうと、例えば、ミグランス王宮騎士団闘技場みたいな感じで、バトル特化のシステムなんかがあれば、いわゆるポチポチ作業ゲーになってながらプレイで続けられそうです。
他にも、パラレルダンジョンなるものをアナダンとは別に作って、こちらは完全にランダムのダンジョンで敵も場所もバラバラで、さらにその中にオリジナルの要素もあると面白そうですよね。
あとはドラクエみたいなカジノ施設とかもいいかもしれません。

もっと自分の理想を書いちゃうと、ちょっと変ですがMMORPG的な自由な世界とかいいですね。
ソロのMMORPGっていう感じでしょうか。
いろんな町やフィールド、ダンジョンなどにとりあえず行ける的なのがいいですね。
言ってしまえば、決められた固定ストーリーを押し付けるのでなく、簡単なバックボーンのみにして、いろんな伝承とかNPCとかから話を聞いたり、実際にその場所に行って風景やそこの出現するモンスターとかから色々と想像するような感じがいいです。

これは自分の勝手な理想で、要するに手軽に現実逃避したいからってだけなんですけどね。
意味なくGoogleストリートビューで適当なところを巡る的なやつだと思ってください。

現状、ストーリーやイベントで新しい場所が解放されてそこに行くって感じで、なんか作業感が拭えなくて。
縛るのであれば、例えば海を越えた大陸には巨大なドラゴンが住んでる的な伝承があるとして、そこに行くにはまず船を手に入れて、さらに封印を解く剣が必要って感じの縛りがよかったんですよね。
で、それを手にするまでにはまた別の波乱があるような感じです。

アナデンの縛りは、進みたかったらレベル稼いで武器の素材とクラスチェンジの素材、あとイベントアイテム集めてこいって縛りなので。
それさえ頑張って揃えれば進められるという、言葉にするのが難しいですが、なんかそれだけ感があるんですよ。

とはいえ、こんなことしちゃうとスマホという端末では技術的に大変な上に、キャラレベルとかはすぐにインフレ化しちゃうし、ものすごいやり込みの人にはすぐにクリアされちゃうってことなんだと思いますけどね。
でも、ソーシャル要素がないのであれば、多少はそれでもいいって思うんですよ。

あまり良くない例えですが、仮に不正して一気にレベルマックスにしたとしても、運営に支障がでるようなものでなければ、他者には影響がないわけです。
細かいこと突っ込むと、その不正ツールやらやり方やらが拡散してうんぬんかんぬんはあるとは思いますが。
それは置いとくとして、例えばそんなことが、プレイしたことないから断言できませんが、モンストとかグラブルだったら他人と協力したり対戦したりするゲーム性なんでしょうから大問題だと思うんですよね。
でも、アナデンはソロプレイ専用なので、その人の世界のみインフレするだけです。

昔のRPGはなんというか、最初はストーリーに沿った形で淡々とプレイして、徐々に行ける範囲が広くなり、後半にいろんなところに行ける空飛ぶ乗り物とか手に入れて、無意味にいろんなところいっては、いきなりめちゃくちゃ強い敵に会ってボコボコにされたような気がします。
で、物語が終わっても意味もなく各地を回ったりしたような気がします。
なので、正直その世界観に入り込めさえすれば、例え報酬がなくてもある程度はなんとなくプレイすると思うんですよね。

だから、自分はレベルを逆に下げるなんてアイテムがあってもアリだと思うんですよ。
そうすれば、あえて低レベルのプレイなんていう縛りプレイができます。
こんなこと、常に新しいキャラやアイテムが出てきてスコアのシノギを削っているいわゆるソシャゲにはできない遊び方のような気がするんですけどね。
他にも強くてニューゲームみたいなものとか。
とはいえ、装備品もレベル制限があるので、現状は難しいと思いますけど。

長ったらしく書いてきたのですが、自分が言いたいことはつまり、やたらめったらプレイを無理やり強制し制限する方針ではなく、プレイできる要素と場所を提供し、それをユーザーに委ねさせる自由な方針の方がいいのではないかなって思ったってことです。

遊び要素に釣りがあるんですけど、結局これもレベル概念とかがあって、最初は釣れる場所とかが限られててやっぱり制限されてるんですよ。
餌とか変えればどこでも釣りができるものだと思っていろんなところでやってみたんですけど、一向に釣れなくて諦めてたんですよね。
で、攻略サイト覗いて知ったのですが、エリアレベルってのがあるらしく、まずはレベルの低い3箇所で釣りをしてレベル稼ぎしないといけないってことらしいですね。
気づかなかったのですが、釣りの画面よく見ると左上にエリアレベルって普通に書いてありました。
最初の説明や説明書のページにはそんなこと書いてなかったですからね。
でも左上に普通に書いてあったのにこれに気づかない自分も、やっぱり外に出なくて目と脳がおかしくなってるんだろうなって思いました。

話を戻しますが、なんというか、一人で自由気ままな大冒険じゃなくて、提示された作業のやり込みってなると、やっぱりソシャゲ的なゲームじゃないかなって自分は思ってしまいました。
そうなってくると、逆に競ったり協力したりお互いのステータスを見たりといった、他のユーザーがいる普通のソシャゲの方がいいような気がするんですよね。
その方が代わり映えしない作業の中でも刺激になってプレイしやすいと思うんです。
どうなんでしょう。

あとがき

まぁ自分が挫折したゲームを取り上げるって内容だったため、正直すごく批判的な記事になってしまいました。
誰もこないとはいえ、だからこそ炎上するのではないかって気がしなくもない、ですね。
しかも、ここまで長々と、酷いの一言ですよ。

でも、もう一度言いますが、基本的には本当に面白いんですよ。
だからこそ、こんなに長々書いてるわけで。
アプリのレビューもかなり高いですしね。
RPGで定期的にプレイしてもらうって仕様を考えると、色々と制限とかを設けないといけないってことは当然のことです。
とどのつまり、先にも書いた通り、自分の根性がなく、ひねくれものだってことです。

きっとこんなこと言ってる人なんて自分くらいのもんでしょう。
だから、ここに書いたことなんてしょうもない妄想の類いです。
チラシの裏っていうこのブログの名前にお似合いの記事だと思います。
ホント、自分はマイノリティな人間です。

ちなみに、自分がどこまで進めたのかっていうと、第25章まで進めました。
調べてみると、第1部のラストダンジョンのようですね。
なんでも、第1.5部って続きがあるらしく、現在第44章まであるそうです。
自分、まだ全体の半分程度しか遊んでないじゃん。
ここまで適当なこと書いてきましたが、ぜんぜん大口叩けないですね。
まぁせめて第1部は打開してから辞めたいところですが、やはりレベル稼ぎやら装備の素材集めやらがめんどくさくて。

参考までにここまでおおよそ2週間程度で、大体70時間くらいかかったと思います。
なので、1日5時間程度プレイするという感じですかね。
ただそれとは別で途中で寝落ちとかしてるので、そういった意味だともっとかかってるかもしれません。

あとクズニートですので無課金です。
ここまでガチャは合計60か70連程度まわしてると思います。
でもって、いうまでもなく星5キャラは一人もいません。

きっと最後のダンジョンとなると、今いるキャラのレベルを53以上で、装備の必須レベルもせめて40以上ものを装備してから望みたいところです。
現在キャラのレベルの平均が49くらいで、装備の必須レベルが大体みんな35くらいのものを使ってます。
この一つ前のダンジョンはかなりゴリ押しで進めましたよ。

外伝ストーリーの進行度は、どれもこれも先に進むためにイベントアイテムを規定数集めて持ってこいって言われたところでストップしてます。

めんどくさい、自分はそう思っちゃって逃げてます。
ホントに自分は弱い。
すぐに頑張ることから逃げてます。
社会から逃げるのみならず、ゲームからも逃げる。
逃げるだけの人生だとつくづく痛感しました。

とりあえずアナデンの引き継ぎ設定はしたので、気が向いたらまたアプリを落として続きをプレイしようと思います。

そういうわけで、アナデンの適当な感想でした。
それでは、ごきげんよう