know thyself ― ひきこもりのチラシの裏

ひきこもりの私的な日記ブログです。

底辺のIT業界の実態と1周年

絶賛ブラック企業に勤めているハマグリです。

というわけで、今回は仕事のことを守秘義務を守りつつ、少々深く書こうと思います。

近況報告

まず、そもそも自分が派遣された先は、サーバーのセットアップするという案件で、セットアップするためのマニュアルを作り、それを検証し、最後に全国各地に実際に赴いてサーバーのセットアップをするというものです。

で、今年に入ってから残業続きだったのですが、ついに先週の土日は休日出勤となりました。なので、先週の火曜から昨日まで11連勤でした。もう本当に地獄でした。前回の記事で納期が迫っていると書いたのですが、結局ほとんど間に合わず、ゴタゴタの状態となりました。どうやらこの納期とやらは、今週あった客先での検証のためだったようです。

この客先検証は、今までは会社で同じような環境を作り検証作業をしていたのですが、これは商用で利用しているサーバーを使った実践に近い検証であるのと同時に、客先に見てもらうというプロモーションを兼ねているのでしょう。

予定では1日目と2日目は普通に検証し、3日目は予備日、最後の4日目が客先立ち合いのリハーサルという流れだったのですが、言うまでもなくトラブルが発生したのでした。それを説明するために、もう少しこの案件のことを話さなければなりません。

セットアップをするサーバーなのですが、これが5種類あるのです。なので、マニュアルも5種類用意する必要があるのです。ですが、その中でも3種類はそこまで重要ではなく、残りの2種類が最も重要なサーバーらしいのです。なので、客先での検証はこの2種類のみの検証となっていたのです。

でもって、自分がこちらに派遣されて間もない頃、その2つのマニュアルを作成したのでした。ちょうどこの頃のことです。

follow-nature.hatenablog.com

その後、12月の下旬あたりから、なし崩し的にそのうちの1つが自分の担当という形となり、もう一方を上司が担当という感じとなったのです。あくまでなし崩し的で、そのような指示があったわけではないんですけどね。

どうにかこうにか、自分の方は完成させ、客先検証も滞りなく終わったのですが、上司の方がヤバかったのです。何がヤバイって、マニュアルを見たら、ほとんど自分が作った時の状態のままだったのです。これにはさすがに目を疑いました。

結局、1日目はなんとかなったのですが、2日目は中止となり、3日目に行ったのですが、その日のうちに終わらず、4日目のリハーサルを中止して続きを行ったのですが、ここで客先からまだマニュアルは未完成と判断され、客先検証自体がそのまま延期ということになりました。

というわけで、来週はおそらくこの上司の方のマニュアル作成と再検証ということになるでしょう。とはいえ、来週中にはもう一度客先検証を行うってスケジュールらしいので、猶予はほとんどありません。これ、もうプロジェクトとしてはほぼ破綻してるような気がするのですが、大丈夫なのでしょうかね?

そもそも2種類作っても、まだ残り3種類も用意しないといけないのですから。さらに本来のスケジュールでは、もう現地作業してなきゃいけないのです。というのも、3月までにセットアップするという契約らしいのです。これ、もうかなり崖っぷち状態だと思うんですよね。

ただでさえ人が足りない状態で、もう時間もない。果たしてこの先どうなるのか。不安しかありませんね。

愚痴

また愚痴のコーナーです。これはTwitterで色々ツイートしたことの話です。

もうあまりに劣悪な現場なので、本社の担当社員にこの案件を辞退したいと連絡を入れました。来週の木曜に話し合いということとなりました。

前回の記事にも書いた内容もありますが、酷い対応ばかりされてきたのです。納期が迫っているというから残業や休日出勤をしているのに、マニュアルの手順について確認を取ると「勉強しましょう」などと言い、これで作業がストップさせられたり、メールにて次の指示を送ると言いつつメールが送られてこなかったり、電話での会議とやらでは、なんと自分の私用の携帯を使わされ、2時間半にも及ぶ会議に参加させられたり、会社に入るためのセキュリティーカードの発行手続きを忘れられ、外で待機させられたりと、数えたらキリがないほどです。さらには、こういったことをしておきながら、謝罪の一つもありません。

そして、今週の客先での検証の3日目のことです。上司はなんとこの検証が終わったらそのまま会社に直行してマニュアルの修正をしろと指示してきたのです。客先から会社まで移動でおおよそ2時間はかかる上、検証終了の予定時刻が19時から20時なのでした。次の日も仕事はあるため、さすがにその指示を断ったのですが、そうしたら「ハマグリさんはスケジュールをもっと把握した方がいいですよ」などと言ってきたのでした。

これはつまり、予定通りだと4日目が客先立ち合いのリハーサルなので、完璧なマニュアルを用意しておけってことらしいのですが、さすがに無理がありすぎます。そもそも、こんなにスケジュール押す形になったのは他でもない上司のせいだろと。

それだけでなく、「ハマグリさんはこの案件のリーダーでもあるので、もっと自覚を持った方がいい」などとも言ってきたのです。面談という名の面接の時には自分はあくまで作業補佐員だったはずなのです。いつからリーダーになったのか。

さすがにこの横暴な指示と対応に、もう我慢の限界がきたのでした。

結局、上記にも書いた通り、3日目の検証は途中で中断となり、客先立ち合いのリハーサルも延期となったため事なきを得たのですが、もう家に帰ってすぐに担当社員にこの案件を辞退するメールを送りました。

よくネット上で言われているIT土方の話は、誇張などなく本当に事実でした。未経験なのに何の説明もなくいきなり仕事を丸投げされ、残業や休日出勤は当たり前。しかも、ただただ目の前の作業に追われることになるので、仕事はしててもスキルは身につかない。この仕事をしてても、ずっと下流の仕事に追われることとなるでしょう。

と、ここまで自分の一方的な愚痴を書いてきたのですが、一歩俯瞰的な見方をすれば、それだけ本当に人手不足ということです。前回の記事にも書いたと思いますが、この上司だけが悪いということではありません。本来であれば、もっと人が必要な案件だと思います。

さらに、上司が担当したマニュアルの方が複雑であり、付け加えてマシントラブルや客先からもらった情報が間違ってたりと、いろんなことが重なったため、作業が難航したというのがあります。

ですが、この上司も大概であるのは言うまでもありません。本当にこの案件の責任者に向いておらず、多少の技術知識はあるようですが、未経験の自分から見ても素人に毛が生えたようなレベルです。スケジュール管理もできておらず、なんと自分が派遣されてきた時点でもう遅れてたようなのです。そして、自分に対しての対応が上記のような感じなのですから、もう人としての器もありません。こんな人と一緒に出張など行きたくありませんよ。

あとがき

というわけで、来週は仕事の方は修正と再検証となり、一方でこの案件の進退を話し合うということとなりそうです。

ここまで見苦しいことを書きなぐってしまい、申し訳ないです。でも、ここぐらいしか愚痴が言えないのでね。もう自分にとって唯一の光は、自分として存在できるこの居場所と、みなし残業の時間を余裕で超えたので、来月の給料はきっと高いだろうなというお金のことぐらいです。

あと、どうでもいいですが、年末にも書いたと思いますが、この間の1月20日をもって真の1周年となりました。ブログやらTwitterやらを作ったのは12月25日なんですけど、ハマグリとして活動をはじめたのが1月20日なのです。ホント、一年後にこんなことになっているとはさすがに予想していませんでした。貯金が尽きるのは確定していたので、なんらかの仕事には就いているだろうとは思ってたんですけどね。まさかIT企業を選ぶとは思ってませんでした。

はてさて、来年の今頃はどうしているのだろうか。まぁ、きっとこのブラックな仕事をなんだかんだ続けつつ、相変わらず生きがいや生きる意味を模索していると予想しておきましょう。うーん、本当にこの仕事が続けられるかは疑問ですが。

それでは、今回はこの辺で。

ごきげんよう