know thyself ― ひきこもりのチラシの裏

ひきこもりの私的な日記ブログです。

落ちこぼれの試練

社会人になって一週間ほど経ったハマグリです。簡単にあったことを書きます。

まず月曜と火曜はマナー研修で、ビジネスファッションや敬語など基本的なことを座学で学び、翌日実技という方で、発声練習や電話対応、名刺交換、客人対応などをやりました。まぁ、こればかりは嫌でもやらなきゃいけないでしょう。IT企業じゃなくてもね。

そしてここからが本題。水曜から本丸であるパソコン研修前編の座学が始まりました。やはりサーバーなどの保守と監視が未経験でもできることのようなので、ネットワークのことが中心のようです。

で、ここで問題がありまして、専門学校の出身の知識有の人たちと、自分みたいなまったくの未経験の人がごちゃ混ぜの状態で、かつたった1ヶ月の研修ということもあり、研修の質はあまりよくありません。また、この研修の担当社員も口頭での説明が多く、ホワイトボードなどに重要な要点などを書かないんですよね。それでいて、質問する際は「明確にどこがどうわからないのかをきちんと伝えろ」という一見最もなことを言うのですが、あっさりと説明されるために、理解が追い付いてない自分みたいな未経験の人間には酷な注文をする始末です。

おそらく、この研修の担当社員も会社では腕利きらしく、エンジニアという意味では優秀なのだろうと思うのですが、教えるという能力は無いように思われます。話してる最中に関連する別のことを雑談的に話すのですが、最初のうちはあまり逸れない方がいいんですよね。

例えば、VLANというスイッチの内部で論理的にブロードキャストドメインとやらを分割するというのがあるそうなのです。この説明をしている最中、VLANのVはバーチャルのことって話になり、ここから今度はVPNという仮想専用線の話をしだしたのです。自分みたいなIT未経験の人間には専門用語はなるべく少なくして、必要な情報だけに絞ってほしいんですけどね。こういったことは、逆に混乱の要因になりやすいと個人的には思うのです。

そんなこんなで、このパソコン研修の前編である座学は来週いっぱいまであります。そして後編の実技は再来週からとなります。また、来週から毎日課題が出されるそうなので、のんびり過ごすのは厳しいことでしょう。

さらにこんな状態の中、来月から委託先の企業に派遣されるというわけなので、この派遣先を研修と並行して探すらしいのです。かっこよくSESなんて言ってますが、実態は単なる派遣企業ですよね。引きこもりニートも大歓迎のIT企業のやっていることは、本当に派遣に出せる人をかき集めているってわけです。結局、正社員として就職できたと思ったら、また就活をするという本末転倒な状態となっています。

実は自分は今週2回も面談という名の面接に行ってきました。それも研修の終了後の18時以降にです。結局、その企業の業務内容に沿って勤務地や勤務時間が違うため、もう良い企業が当たり、ゆくゆくはそこに直接雇ってもらえることを願うしかありません。

というように、つい1ヶ月前までグータラの引きこもりニート生活を送っていたクズ人間が、朝早くからの規則正しい生活にするよう矯正し、意味不明で過酷なIT研修を受けているっていうのに、さらに緊張感が伴う面談という名の面接を行うという、この多忙こそIT企業の最初の試練というわけです。

以上のことから、もし自分みたいなクズ人間で未経験のニート募集を謳っているIT企業に応募しようと思っている人がここを訪れましたら、今一度本当にその道が正しいのか考えてから応募した方がいいと思われます。

ここまで長々書きましたが、さすがにもう辞めますとはいかないので、どう転んでもこの研修は乗り越えて見せようと思います。雇用契約上の点でもそうですが、金銭的にも、これから先の自分のためにも、さすがにここでドロップアウトするわけにはいきません。

辞めるか辞めないかの判断は来月の派遣先で決まると思います。もし派遣先が続けられそうならその契約が切れるまでは続けようと思っています。逆に続けられそうになければ、来月その派遣先を1ヶ月働き、その後のまだ試用期間中なので毎月契約更新手続きがあるので、そこで退職届を出し、1-2ヶ月働いて退職って流れになるでしょう。

この形で腹は決まったので、とにかく研修と派遣面接をやりきります。

ホント、自分を前に出すのが苦手な人はこの業界には来ない方がいいですよ。一体何回自己紹介やら空白の経歴を話したことか。まわりが自分より若く、専門卒の人やIT資格保有者ばかりの中、何もない自分がなぜここにいるのか。自分みたいな気の合う人がいれば、少しは救われるんですがね。

とりあえず、そんな感じです。やはり一週間以上経ったため前回以上に詳しく書けたと思います。自分のような人がここに来たら参考になればと思います。

それでは、来週も頑張ります。
ごきげんよう