know thyself ― ひきこもりのチラシの裏

ひきこもりの私的な日記ブログです。

引きこもりニートとツバメ

今回の記事でもって、今のクズ精神をもった引きこもりニートとしての書き込みを最後にしようと思います。
そういう宣言はやっぱり必要だと思ったので。

引きこもり三種の神器

まずせっかくですので、自分の引きこもり生活において良かったと思うものを挙げてみようと思います。
といっても、別に引きこもりじゃなくても役に立つものだと思いますけどね。

で、その良かったと思うものですが、「エコバッグ」、「Bluetoothヘッドホン」、「バリカン」の三つです。
三つなので自分の中では引きこもり三種の神器と勝手に名付けました。
というわけで、一つずつ解説しようと思います。

エコバッグ

引きこもりと言えども、大体の方は多少散歩や買い物には行くと思います。
そうなったとき、極力お金をかけず、使うにしても安く立ち回る必要があるでしょう。

そしてエコバッグというのは、節約生活を送るのであれば基本中の基本ですよね。
住んでいる地域にもよるとは思いますが、買い物をするのであればやっぱりコンビニよりもスーパーが一番だと思います。
理由は商品の値引き、割引サービスなどがあるからです。

エコバッグは、商品購入時の袋を断ることで数円ですが値引きやポイントがもらえるっていうサービスです。
大体どこのスーパーでも必ずやっているので、こういうサービスを率先的に利用するというのは当然と言えますね。

自分は散歩する際、薄いペラペラなカバンを持って散歩してます。
しょっちゅう買い物をするわけではありませんが、一応歩いてる最中買いたいものとかを思い出してスーパーに寄るってことが割とあるので。

たがが数円、されど数円。
塵も積もれば山となる。
これは本当で、なんだかんだで気づいたときには割と大きな金額になってます。

というわけで、引きこもりニートの方は必ずエコバッグを持ってた方がいいです。

Bluetoothヘッドホン

最近のスマホにはいよいよイヤホンジャックがないというタイプが多くなってきてます。
特にiPhoneはその流れになっていて、同時にAirPodsというワイヤレスイヤホンが出てますよね。

そもそもあらゆるものがコードレスになって、イヤホンだけでなく、インターネットも、マウスも、キーボードも、かなり無線化が進んでいる気がします。
もうUSBメモリすらいらなくなり、時代はクラウドという感じすらしています。

そんな自分はやはりオッサンですね。
新しいものを受け付けなくなっているのでしょう。
無線よりも有線派で、きちんと線で繋がってないと落ち着かない人間だったのです。

これは、そもそも有線なら端末とつながってるというのが一目で確認できますし、つなぐのもただ既定の場所に刺すだけでいいわけです。
無線でつなぐ場合はその設定をしなければなりません。
それだけでなく、有線の方が通信の安定感があり、バッテリーといった端末維持の心配もありません。
さらに、価格も無線より有線の方が安いっていうのもあります。

ですが、有線にも弱点があります。
それは線の長さが決められているということです。

引きこもりニートの方々だと、おそらく自分の部屋での普段座ってる場所の位置は常に一定だと思います。
これは別に引きこもりニートじゃなくても、ほとんどの人はそうだと思いますが。

とにかく、そうなると有線の機器は当然その場所に適した長さで配置することになります。
ここで基本的に動かない引きこもりニートがいざ動こうと思ったとき、有線の弱点が発動します。

動こうとする意志に対して、“だるい”、“メンドクサイ”というような怠惰な心が顔を出し、行動を抑制しようとする意志も相反して出てきます。
当然、人の欲としては怠惰な心の方が強いので、動かないことを正当化しようとしてしまい、その理由を探します。
ここで理由として挙がってくるのが有線なのです。

自分はパソコンを使ってるとき、有線ヘッドホンをつけているのです。
このため、動こうと思ったとき、いちいちヘッドホンを外さなければなりません。

頭から外すだけ。

たったそれだけのことなのに、それすら億劫に感じてる自分がいるのでした。
常に適当な理由を無意識につけてるのです。
「今は音楽聴いている途中だし、聴き終えてから動けばいっか。」
こんな感じで。

つまり、有線という束縛が行動をも束縛してしまうのです。

これでは、何かあったときや生活リズムを変えようと思ったとき、ここぞというとき動けなくなってしまいます。

こういう束縛はいろんなところに潜んでいます。
例えば、夏なら冷房、冬ならコタツ、これも完全に行動が束縛されますよね。

まぁとにかく、色々悩んだ挙句、有線に行動と場所を束縛されてると思い、無線の機器を使うのもいいんじゃないかなとか思い始めたのでした。
それで、自分は思い切って無線の安物ヘッドホンを買ってみたというわけです。

使ってみたところ、意外にも便利だったのです。
というか、逆に引きこもり生活が捗る捗る。

何がすごいって、結構無線の電波って届くらしく、自室の外に出てもある程度受信するんですよね。
なので、トイレに行っても受信し続けるので、本当にほぼ家にいるときは外さなくても大丈夫な感じとなってます
もちろん、あまりにも離れたり、障害物が多すぎると途切れますけどね。

この結果、自分が思ったこととして、実はBluetoothヘッドホンは屋外でなく屋内、部屋の中でこそ本領発揮するんじゃないかと。
外ではいろんな電波で溢れていて、万が一ペアリングが途切れてしまったとき、場合によっては聴いている曲やらが爆音で流れてしまうなんてことがあるかもしれません。
また、常にバッテリーの心配がつきまといます。
きちんと充電できてなかったら、もう音楽は聴けません。
さらには、小さいイヤホンだった場合、紛失するリスクもあります。
失くしてしまったら普通のイヤホン以上に出費がかさむことになります。

というように、外で使うというのはリスクがありますが、家の中でならどうでしょう。
これらのリスクは全部ありません。
仮にバッテリーが切れたなら、一時的に有線にすればよく、その間に悠々と充電すればいいのです。

と、オーバーに表現するのはこの辺にしますが、外よりも家の中でのほうが割と便利なんじゃないかってことです。
ちなみに、よく言われてるのが音の遅延ですが、自分は今のところズレてるって思ったことはありません。
自分はこういう感覚が鈍感なので、参考にならないと思いますけど。
でも、ものすごい安物でこんな感じなので、普通のBluetoothヘッドホンなら今ならもうそんなに心配はいらないんじゃないかと思います。

一応現在Steamのサマーセールなるゲームの割引期間がやっていて、バカゲーといわれているSaints Row :The Thirdというのをプレイしてるのですが、まったく遅延など気になりませんでした。
ちなみこのゲーム、現在333円で購入できます。
さらに現在並行してPayPalというオンライン決済サービスがあるのですが、ここで今Twitter連動の割引サービスをやっているのです。
これで150円の割引を受けられたので、183円で購入できました。

引きこもりニートなので、自分は大体数百円のゲームを買ってます。
といっても、買ったところでほとんどまったくプレイしないので、積んでる状態ですけどね。
今回は他にもPortalとかそのあたりを買いました。

話が逸れましたが、Bluetoothヘッドホン、おすすめです。

バリカン

最後にバリカンです。
これは言うまでもなく、セルフカットするためです。

おそらく引きこもりニートだと、散髪するのをためらうと思うのですがどうでしょうか。
もちろん、ハゲというならば話は別ですが、当然そうでない人もいるはずです。

で、ためらうのは金銭的な部分もそうですが、やはり見ず知らずの人に頭を触られるという状況と、じっとしていないといけないという状況、こういったことが嫌だと思うんですよね。

そもそも引きこもりニートであれば、身内以外の人とはまず出会わないと思うんですよ。
病気の場合、医者とかそのあたりじゃないでしょうか。
あとは買い物の時の店員と道行くすれ違う人ぐらいです。
そんな中、最後に浮上してくる生活サービスとして散髪屋があると思います。

そう考えたとき、ヒゲや爪、眉毛といった処理は自分でできるのに、なぜ髪だけ他人にお金払ってやってもらわなきゃならないんだって思ったんですよね。
どうせまともに自分の髪を見る人なんて身内ぐらいなのですから、自分で切っても恥ずかしくないでしょうと。
むしろ、こんなセルフカットする機会は引きこもりニートである今しかない、そう思ったのです。

で、いろんなアタッチメントがついたバリカンを購入して思い切って自分で切ってみたところ、意外にもどうにかなりました。
パッと見程度であれば、問題ないヘアスタイルって感じです。
アタッチメントのおかげで、決められた長さよりは短くならないので、それがなんとかなった秘訣だと思います。

髪の印象は大きいです。
もう何カ月も切ってない状態だと、どうあがいても浮浪者みたいな印象でしたから。
部屋ではヘアバンドで髪を止めておき、外ではニット帽とか帽子とかかぶってごまかしてました。
でもそれって、やっぱり明らかにおかしいんですよね。
そうなるぐらいなら、下手でもバッサリ短くしちゃった方がやっぱりいいんですよ。
多少バランスが悪かったとしても、ものすごく長くてボサボサよりはかなりマシです。

ただ、やっぱりちょっと変な感じっていうのは避けられません。
当然ですが、そもそも散髪技術も何もない上に、きちんと視認できない自分の髪を切るのですから、完璧に整えられる方がおかしいでしょう。

そもそもハサミでなくバリカンにアタッチメントを付けてのカットですので、毛先の長さがバラバラになってしまうのです。
なので、パッ見であればなんとも思わないのですが、よく見ると部分部分の長さに違和感を覚えるというわけです。

そういうわけなので、いないと思いますが、もしこんな自分のブログを読んでやろうと思われた方がいるのであれば、絶対にかっこよくなろうとかそういうことは思ってはいけません。
おそらくドツボにはまります。

上記理由から、長さを統一できないということと、散髪経験がないが故の迷走があるんですよ。
勝手なイメージでバランスがおかしいと思い始めると、もともとの想定以上に切ってしまい、今度はそこに合わせて他も切って、というのをどんどん繰り返すことになります。

引きこもりニートセルフカットは、
『あくまで決めた長さだけを切って、ただ短くするだけに徹する。』
ここが重要なんです。

ちなみに、おそらくこういうセルフカットは風呂場でやるものだと思いますが、自分は当然部屋で切ってます。
風が起こらないように窓も全部閉めて、床には新聞紙を二重に敷いてやってます。
また、バリカン以外に100均でカット・カラーリング用のエプロンと散髪用ハサミ、ヘアカッター、ヘアピンなどがあると便利です。

エプロンは、素っ裸でカットすると体中に毛がついて鬱陶しくて、カットに集中できなくなるためです。
ハサミは前髪カット用と微調整用です。
ヘアピンは前髪をきちんと固定するのに必要です。
バリカンでも切れるのですが、うまく真っ直ぐに切れないのであった方がいいでしょう。
ヘアカッターは髪を梳く用です。
もちろん梳きバサミでもいいと思います。
これもバリカンでもできるのですが、ピンポイントで梳くにはやっぱりこういった道具の方がいいです。
つまり、バリカンで髪を短くし、それ以外の微調整をハサミやヘアカッターを使うってわけですね。

あと道具ということでは、言うまでもないですが、鏡は最低2枚ないと厳しいです。
横や後ろの髪を確認するためです。

金額的は5000円程度で、バリカンと上の道具含めて揃いました。
なので、1000円カット5回分です。
最低5回以上セルフカットすれば元が取れるというわけですね。

まぁ、めんどくさくなったら坊主にしちゃってもいいかもしれませんけどね。
これなら前髪や細かい襟足等の調整は必要ないですからね。

ここまで書いてきたわけですが、最初にも書いた通りハゲならばこんなバリカンはいらないでしょう。
とはいえ、野暮だと思うのですが、真面目な話、完全なツルツルのハゲの方ってそうそういないと思うんですよね。
だから、どんな方でもやっぱり散髪は考えないといけないと思うんです。
ハゲの話はかなりデリケートな話題ですので、あまり触れたくないんですけど一応。

あと、女性の場合ですが、これはさすがに自分にはわかりません。
でも、ある程度短くするってことなら、女性でもいけそうな気はします。
上記通り、きちんとした髪形を望まなければ、女性でも短くすること自体はできると思います。

というわけで、バリカンによるセルフカット、おすすめします。

引きこもりニートの散歩事情

最後に、自分の散歩で思ったことを書き、締めたいと思います。

エコバッグのところでも書きましたが、大体の引きこもりニートの方々でも多少は散歩に出かけると思います。

自分、なんとなく無性に外に出たくなる時があるのです。
これは外に出るという行為でもって社会との明確なつながりを感じたいということと、部屋という束縛からの解放という、どちらも人としての尊厳の消失を回避しようとする無意識的な焦りじゃないかと勝手に思っています。
まあ、外に出ること自体なんら悪いことではなく、むしろ精神的にも健康的にもいいことでしょう。
なので、もし出られる環境にいる方は積極的に外には出た方がいいと思ってます。

そんな自分の散歩なのですが、この時期ツバメをよく目にします。
なんだかツバメは減少傾向にあるとかなんとか聞くわりに、自分の住んでる地域ではそんな感じがまったくありません。
ひらけた公園に出ると、あちこちツバメが飛び回っており、その周辺の家などの外壁にツバメの巣があるのです。
この風景を毎年見ている自分としては、これによって明確に時間を無駄にしていると自覚するのです。

ツバメだけでなく、春には桜、夏にはセミ、秋には紅葉、冬は町中のイルミネーションなどあらゆる変化でもって時間の変化を自覚させられます。
当然、外にはいろんな人がいて、いろんなことをしている人たちと道ですれ違います。
そうしたまわりの変化と人たちを見るたびに、自分の生きている意味とはなんなのか、そんなこと考えながら散歩しているような気がします。

そして最近では先にも書いた通りツバメがとにかくあちこちで飛び回っているせいで、そんなツバメを観察しながら散歩するのが日課となっています。
ツバメはどうやら人がよく集まってる場所に意図的に巣を作ってるようです。
自分はもっと人がいない落ち着いたいい場所があるのに、なんて常日頃から思っていたのでした。

ある時、どうしても気になって、普段は入らない公園のベンチに腰かけて調べてしまいました。
そうしたら、ツバメは人の多いところに巣を作ることで他の外敵を近づけさせないようにしてるってことなんだそうです。
賢い動物です。
もし自分がツバメだったら、誰もいない閑散とした場所を選んで、落ちつく今の引きこもり部屋のような巣を作ることでしょう。
そして、あっという間に外敵に襲われていることでしょう。

この違いです。
生き残るため、そして子供のため、ツバメは人と共存し、飛び回ってるのです。

一方自分は、何をするでもなく、ただ外を徘徊しているだけ。
ツバメの視点になっても、誰もいない、共存を望まない選択をする。
こんなことでは未来などないでしょう。
自分がツバメだったらとっくに死んでいる。
それこそが自然の摂理です。

今自分が考えていることは、ツバメの飛び回るこの風景を果たして来年も拝めるのかどうなのかということです。

ツバメの子供はもう巣立つ時期です。
かたや自分は未だ引きこもりのクズニート
生きることが苦しくなる一方です。

それでも時間が動いています。
一歩、また一歩と未来へと強制的に進められていく。
その先にあるのが光だろうが闇だろうが、そんなことお構いなしに。

自分の中の苦しみなど関係なく、これからは何らかの行動を起こさなければなりません。

来年、またこのツバメの飛び交う風景を拝むのであれば、今度はこの苦しい気持ちをなくし、もっと自由な心でツバメが飛び回る風景を見てみたい。
そう思った今日この頃です。

というわけで、次回がありましたらその時は苦悩編となると思いますのでよろしくお願いします。
それでは、ごきげんよう